新築一戸建ての流れ
大まかな工程と期間
- 期間の目安
約1ヶ月~3ヶ月
- 期間の目安
約3ヶ月~6ヶ月
- 期間の目安
約3ヶ月~10ヶ月
- 期間の目安
約4ヶ月~12ヶ月
1期.計画(STEP1・2)
「ご要望の整理」
やみくもにあちこち捜し歩いても、なかなかいい物件に出会える確率は低いものです。
そこでご家族で「どんな場所でどんな暮らしがしたいか」を話し合うところから始めましょう。
建物のデザインや機能性、住む場所のポイントをどこに置くか、以下の内容などを書き出してチェックするのも一つの方法です。
- ●想定条件からのイメージ
- ・デザインの方向性
- ・どうしても必要と思う機能性
- ・エリアの選択
- ・支払い可能な金額等
- ●立地条件からの絞り込み
- ・通勤・通学に関わる条件
- ・公共交通機関の状況
- ・学区等の評判等
- ・商業施設や医療機関の環境
- ・エリアの価格相場
「資金計画」
一戸建て、マンションに関わらず、住まいの購入において資金計画は非常に大切です。
現在の貯蓄額、自己資金の目途、毎月の返済額の上限などをしっかりと考慮に入れて「土地+建物」の予算の検討を進めましょう。
注意事項として、建物代には建築費の他に、電気・ガスや外構工事などに、付帯工事費、調査費用、申請費用が必要になります。
合わせて新居への引越しや新しく購入する家具など、思いのほか建築費以外に必要になってくるものです。
こういった費用は引き渡しまでの入金が多く、頭金の他にも現金が必要になることも注意しておきましょう。
2期.調査(STEP3・4・5)
「土地探し」
イメージ固め、資金計画等が決まってきましたら、実際に土地探しが始まります。
一般的には住みたいと思う地域の不動産会社に、希望の予算、広さ、立地条件などを伝えて探してもらうことになります。
すべての条件にあった物件と巡り会えることはなかなか難しいのが現実ですので、希望条件に幅を持たせて探してみることも必要です。
- ●土地探しのポイント
- ・期限を決める
- ・希望条件に優先順位を付けて、譲れない条件のボーダーラインを決めておく
- ・建てたい建物が見つかった土地に建築可能か確認する
- ・古家付きの場合は、解体費用の責任分担の条件等事前に確認する
- ・建築条件付き物件は、条件の内容をしっかりと確認する
「施工会社の決定」
施工会社にはハウスメーカー、工務店、設計事務所などがあります。
それぞれに特徴があり、建てたいと思う建物に条件が合う施工会社に依頼しましょう。
可能であれば、土地探しと同時進行しながら、施工会社が見つかると希望条件を伝えることで家づくりがスムーズに進みます。
また、なかなか希望にあった土地が見つからない時でも、不動産会社の方が希望に合う建築条件に合致した土地を探してくれるケースもあります。
「敷地・地盤調査」
土地と施工会社が決まったら、敷地調査と地盤調査を行います。
どちらも施工会社に依頼すれば手配してくれます。
3期.契約(STEP6・7・8・9)
「土地購入・契約」
契約前に、不動産会社から購入予定の土地に関する「重要事項の説明」を受けます。
「重要事項の説明」の内容を確認して、問題がなければ契約となります。
一般的には契約時に手付金を支払います。
手付金以外にも「仲介手数料」「契約印紙代」などの諸費用などが必要な場合もあります。
「プランニング・設計」
具体的に家のイメージを決めていきます。
施工会社と相談する前にしっかりと家族で話し合っておきましょう。
- ●プランニングのポイント
- ・家族構成(年齢考慮)
- ・各部屋の広さとどんな部屋が必要か
- ・家族内の間取りの希望
- ・駐車場等の条件
- ・外構部分等の仕様
- ・建材などの素材
- ・水廻りの設備のグレード
- ・建築構造(免震・耐火など)
「建築請負契約」
プランが決定したら施工の「請負契約」を交わします。
契約時に「工事請負契約書」「工事請負契約締結書」「見積書」「設計図書」を受け取りますが
量的に多いものなので、事前にコピー等、用意してもらって確認しておくことをおすすめします。
「建築確認申請」
着工前に「建築確認申請」を受けます。
建築確認済証の交付を受けなければ、着工することはできません。
4期.施工(STEP10・11・12)
「住宅ローン」
住宅ローンには「固定金利型」と「変動金利型」の2種類があります。
- ●固定金利型
-
ローンの金利が借入時から返済終了まで変動しないタイプ。
低金利の時に借りれば、金利が上昇した時に影響を受けませんが、金利が低下した際にも
低金利の恩恵は受けられません。
返済額が一定になりますので返済計画が立てやすいメリットがあります。
- ●変動金利型
-
金融の情勢で金利が変動するタイプ。
金利の見直しは半年ごとに行いますが、一般的には返済額は5年間変動しません。
金利が低い時にはメリットがありますが、金利が激しく上昇した時には大きく影響を受けることになります。
「施工」
施工の流れは、着工→上棟→竣工と進みます。
「引渡し」
工事完了後、引渡し前に担当者や工事管理者等と建物をチェックします。
問題がなければ、家の鍵や保証書などを受取り新しい生活がスタートします。